報告書『AIに社会の声を届ける:犠牲の選択に関する社会調査の報告』の公開

トヨタ財団研究助成「社会的意志決定を行うAIの要件―良質なデータセットと望ましいアウトプット」(研究代表者:大庭弘継、D19-ST-0019)の最終成果としてまとめた報告書『AIに社会の声を届ける:犠牲の選択に関する社会調査の報告』(《究極の選択》研究会編、2025年3月31日)を公開します。

本報告書は、日本と米国でそれぞれ約2000名を対象にした、犠牲の選択に関するオンライン調査の報告書です。

調査対象者は日本2004人、米国2004人で、男女比は両国とも男性1002人と女性1002人です。対象者の年齢分布は、18–29歳/30–39歳/40–49歳/50–59歳/60–69歳/70–79歳の6区分です。両国とも「性別 × 年齢(6 区分)」の 12 セルが同数となる層化標本となるように調整し、各セルは167人となっています。

この報告書の根底にある問題意識は、人間自身が躊躇する犠牲の選択に対し、AIが代行して決断する事態にどう対応するべきかというものです。犠牲の選択というセンシティブな問題ではありますが、放置すれば人間が決断から疎外される事態となりかねません。そこで、本報告書は、AIが社会的な犠牲の選択――いわゆる《究極の選択》――において、人間の代わりに「犠牲の配分」を決めるという未来図に備え、人間自身が判断を下すため社会調査を実施し、結果をデータとして収集し、そのデータを分析した結果が、この報告書となります。

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