Jaanuar 2020 õpperühm

民主主義と権威主義、その究極の選択

people walking on gray concrete pathway
Photo by Mati Mango on Pexels.com

日時:2020年1月11日(土)13:00-14:20(講演40分、討論10分、質疑応答30分)

場所:京都大学吉田キャンパス 総合研究2号館1階 文学部第10演習室(建物34番の南東側)

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/

※会場の総合研究2号館は、土曜日のため、西側の出入り口のみ開錠されております。西側の入口よりお入りください。

演題:「民主主義と権威主義、その究極の選択」

講師:杉浦功一氏(和洋女子大学・教授)

司会/討論者:大庭弘継(京都大学・研究員)

趣旨:

民主主義か権威主義かという選択は、いまでも現実的なテーマです。先進国は、発展途上国に民主主義を推奨しますが、実際には民主主義が掲げる自由が、伝統的な権威を失墜させ、途上国の国内を分裂させることも多くみられます。その直接的な結果とは言い切れませんが、民主的選挙を経て、事実上の独裁、すなわち権威主義体制が成立する現象がみられます。そして現代の権威主義体制は、強権を背景に、国内の秩序を維持するとともに経済開発を推し進めています。ただし、政府による人権侵害は顕著で、言論の自由はありません。

この現状は、自由か経済発展かという選択の問題にもみえます。一方で、香港の民主化運動に確認できるように、そもそも選択できないのではないか、という懸念もあります。選択に踏み出すこと自体が究極の選択だとの指摘も可能です。

今回の研究会では、民主化の専門家である杉浦功一氏をお迎えし、現代世界における民主主義の後退と権威主義の台頭を論じていただきます。

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